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厚顔無恥なおでかけ応援バス削減の再提案

永藤市長の公約破りの「おでかけ応援バスの削減」は、去る11月議会に提案され、反対多数(賛成少数)で否決されました。

この否決にホッとされた方も多いでしょうし、その様子は2度にわたってブログに書いて参りました。

 

12月4日付ブログ おでかけ応援バスを守れ

12月24日付ブログ おでかけ応援バスは守られた

ところが、その11月議会が終わり(1月13日)、それからひと月も立たない今、永藤市長は性懲りもなく、またもおでかけ応援バスの削減を提案してきました。

今度は、前回の提案で削減するとした「65~69歳」のうち、「非課税世帯」を削減対象から外し(つまり、おでかけ応援バスの対象とし)、「それ以外の課税世帯を削減」しようというのです。「低所得者は残すけど、所得のある人は削減!」と言っているのです。

 

何たることでしょうか。

 

ここまで執拗におでかけ応援バスを削減しようとするのは、なぜなのでしょうか。

よほどこの制度に恨みがあるのか、、、議会に喧嘩を売りたくて仕方ないのか、、、高齢者をいじめることにサディスティックな快感を覚えているのか、、、いやいや逆に「公約違反」と言われることにマゾヒスティックな、、、、なんてことを思いたくなるような、理解に苦しむ執着ぶりです。

 

率直に申し上げて、議会軽視です。

前議会の否決を何だと思っているのでしょうか。

 

今回の再提案内容は、低所得世帯(非課税世帯)には配慮したように見えますが、そもそもこの「おでかけ応援バス」制度は、低所得者支援が目的の制度ではありません。そこに配慮したとて、削減を再提案する理由にはなりえません。前議会での各会派の意見を、ちゃんと聞いていたのでしょうか。

 

これまで財政危機を煽り、遮二無二「削減、削減」と訴え続けてきた永藤市長ですが、先日の記者会見では、その危機がずいぶんと遠のいたことを自ら発表したばかりです。(そもそも、私はハナからそれほどの危機だとは思っていませんし、「ほれ、見たことか」と思っています)

 

なのになぜこのタイミングなのでしょうか。

 

本日、たまたま私の事務所に、今年65歳になるという市民の方から電話があり、「おでかけ応援バスの削減の話を聞いたけど、自分はどうなるのか?」という問い合わせがありました。「否決したが、再提案してきた」と伝えると憤慨しておられました。

 

詳細は議会で述べますが(議会に備え、あえてここでは申しません)、本当に問題の多い再提案だと感じています。

この厚顔無恥な再提案を、今回も粉砕できるように、気合を入れて2月議会に臨みます。

 

 

 

堺市議会議員ふちがみ猛志

 

 

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