これでいいのか堺旧港
堺旧港は、私のお気に入りスポットの一つです。
港全体を見渡すこの景色も大好きですし、
旧港の出口にある、堺のシンボルとも言える旧堺燈台も素敵です。
私はここを、堺市民にもっと愛される場所にできると思っています。
朝はウォーキングコース、昼はイベント会場、夜はデートスポットに、、、と。
どうやら永藤市長もここがお気に入りのようで、(いつかは忘れましたが)それらしきSNSの発信は何度か見たことがありますし、ここに関連した施策をいくつか打ち出してもいます。
堺旧港と夢洲のカジノをつなぐ海上交通(航路)
なんてのもその一つです。
正直なところ、そのような「施策」については首をひねらざるを得ないのですが、少なくとも堺旧港が好きで、ここにポテンシャルを感じるという、その感性は同じです。
さてさて、そんな私がぶらりと大好きな堺旧港を歩いて、いつも思うことがあります。
遠くを見れば綺麗。だけど、足元が汚い!!!
階段状の護岸は、草ボーボーです。
せっかくレンガ(と言えばいいのかな?)を敷き詰めていても、あちこちに土が溜まり、ここにも草が・・(白矢印)。
使用されているとは思い難い、劣化した桟橋も見えます(赤矢印)。
イベント会場にもできそうな素敵なウッドデッキも・・
実は劣化して、トゲだらけ。これでは、小さな子が安心して手をついたり、座ったりできません。
ちなみにこの「トゲ注意」の看板は、「せめてこれくらいは」と私がお願いしてつけてもらったものです。(ここは大阪府の管理で、トゲだらけのウッドデッキの修繕をお願いしましたが、ダメだったのです。)
そして、何よりこの水面。汚い!!ゴミだらけ!!
ハッキリ言えば、堺旧港で船に乗り換えて夢洲に行くなら、車や電車でそのまま行った方が早いはずです。
それでも強いてここで船に乗り換えるメリットがあるとすれば、それは「ムード」でしょう。私はそう思います。
これから別世界に向かうというムード、
贅沢をしているというムード、、、
しかし、こんな汚い水面や足元を見てしまっては、どうでしょうか。
きっと、そのムードもぶち壊しです。
私はつくづく思うのです。
もともと素敵な場所なんです。
ちゃんと綺麗にして、もっと多くの地元の人たちが愛せる場所になれば、
行政が無理やり何かの「仕掛け」を作らずとも、
商業施設なんかを誘致しなくとも、
自ずと人は集まり、自ずと事業者は集まると思うのです。
この堺旧港は大阪府の管理です。
先ほどのゴミの問題も、トゲの問題も、草の問題も、大阪府に対処してもらわねばなりません。
殊更にその大阪府との連携を訴えてきたのが永藤市長なんですから、ぜひそのパイプを駆使して、大好きな堺旧港に対して、ちゃんと大阪府に仕事をやらせてもらいたいものです。環境美化という仕事を。
どうしても大阪府がやらないというならば、権限移譲を求めたっていいと思います(むろん、財源もセットで)。
為政者が遠くばかりを見ていても、市民は近くをよく見ています。
堺旧港、これでいいのでしょうか。
まずは足元から、なんとかしませんか。
堺市議会議員ふちがみ猛志