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ご勇退の先輩方

昨日の大綱質疑で、3人の先輩議員が、引退を表明されました。

 

私はかねてより、「市議会議員は、政党の違いより、個人の違いの方が大きい」と思ってきました。

 

「●●党だから」と色メガネで見ずに、その議員の個性に目を向け、耳を傾けてきたつもりですし、そうすると、私にとっても勉強になることがたくさんありました。

 

※それとは別に、党(会派)という組織・グループに対して、批判をすることはもちろんあります。また、念のため申しますと、過去にもブログに書きましたが、私が批判する機会の多い維新にも、「この人は」と思える議員さんが何人かいます。

 

さて、前置きが長くなりましたが、昨日引退を表明されたお三方は、そういう点で、印象深い方々でした。

 

公明党の松本議員は、私の議員一年目で、文教委員会でご一緒しました。

元教員だけあって、教育への情熱や見識が素晴らしく、私も大変勉強になりました。ごく普通の市民の目線も大事ですが、松本議員のようなプロ・専門家がいてこそ、職員も引き締まるんだなと思ったものです。また、ベテランならではの台本なしの丁々発止の職員とのやり取りには、「私もいつかこんな質問ができれば」とも思いました。

 

同じく公明党の榎本議員は、健康福祉委員会、総務財政委員会や、特別委員会でもご一緒する機会が多く、何度も質疑を拝見しました。行政書士ご出身らしく「法」に対する意識が高いこと(私も法学部出身でそうありたい)、多様性を重んじられていること(私もそのつもり)、子育て支援はじめ生活者目線の取り組みに熱心なこと(〃)から、私が親近感を持って見ていた議員さんでした。

ちなみに私の中学校の先輩でもありました。

 

 

そして、私も同じ会派で4年間勉強させてもらいました、大毛十一郎議員です。

 

大毛議員の「まじめで誠実な人柄」は、多くの議員、職員から一目置かれていたものであり、キャッチコピーにされていた「まじめに働くものが報われる社会」を、まさに体言したような方でした。私も多くのことを学ばせてもらいました。

昨日の質疑(スピーチ)の中でも、ご自身の恩人でもある故・角野武光元議員の他、私も含む同僚議員の名前を要所要所で挙げられたあたりに、改めて大毛議員の人柄を感じたところです。

後輩議員を想って、それぞれが取り組んでいる政策も紹介した上で、当局にそれらを推進するよう要望もしてくださいました。

私とは同じ選挙区でライバルともなり、しかし、それでも同じ会派で温かく指導してくださいました。

また、政治姿勢としては「働く者の目線」というのを常に大事にされていましたし、雇用・労働問題には、とりわけ精通されていました。

ここでは書き尽くせませんが、私が最も感謝しているお一人です。

 

こうした先輩方の勇退は寂しくもありますが、今後もそれぞれのお立場で、堺市のために活躍頂けるものと思います。

 

私も二期目に入れたならば、後輩議員が出てくるはずです。そうした方に、何らかのいい影響が与えられるよう、ますます頑張りたいと思います。

 

 

堺市議会議員ふちがみ猛志

 

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