チラシの反応~それにしても政務活動費事件
チラシの反応に関するブログを書いたついでに。
それにしても!
維新の小林よしか議員の政務活動費の不正使用問題。
全戸配布に相当する数のチラシを、7回以上、印刷・配布したとして政務活動費を支出していたが、それが一度もなされていなかった件。
小林議員が主張する通り、「印刷・配布業者に騙されていた」のか。
それとも、「小林議員もそのことを知っていた(共謀して、政務活動費を詐取した)」のか。
私は後者だと思っているし、おそらく、ほとんどの政治家ならば、そう思っているだろう。
なぜならば、それだけのチラシを印刷・配布したならば、必ず市民から反応があるはずであって、前者のような状況なら、反応がないことを不思議に思って、途中で気づくはずだからである。
メールやFAXなどでの意見だけではなく、知り合いからチラシに関することで声をかけられたりもする。
そして、それが全くなければ、選挙区内の知り合いや家族・親族に、「チラシを見てくれた?どうだった?」と訊ねるはずである。
そして、印刷・配布業者の不正に気づくはずである。
この「反応がなくて、不思議に思わなかったのか?」ということは、問題発覚当初、議会運営委員会に呼び出された際、公明党の裏山議員が真っ先に質問されたし、テレビでも報道された。
聞いていた多くの議員・市民が「そうだ、そうだ」と思ったに違いない。
政治家として、本当に「ありえない」話なのだ。
これが「ありえる」のは、実際には配られていないことを知っていた場合しか、考えられない。
これは、間違いなく、身内である維新の会の議員の方々も思っていることだろう。
私は毎号チラシを作るのに、私なりに思いを込めているし、配ってくださるボランティアの方々もそうだろうし、そんなボランティアの皆さんをありがたく思っている。
ゆえに、どんな反応が来るかは毎回気になるし、それが来たときには、本当に嬉しく思っている。
そうして一喜一憂するたびに、4年間もチラシへの反応がないことを「不思議に思わなかった」という、彼女の白々しいコメントを思い出し、情けない思いにさせられるのである。
堺市議会議員 ふちがみ猛志