子どもの自殺が一番多い日
「子どもの自殺が一番多い日」と言えば、ギョッとするかもしれませんが、それは9月1日だと言われています。
夏休みが明ける、二学期最初の日です。
今では夏休みが短縮されていることも多く、堺市では今週から二学期がスタートしていますから、8月26日がそれにあたることでしょう。
子どもの自殺がその日に多いのは、長い夏休みを経て、様々な理由で、学校に行くのが嫌になってしまうからです。
かく言う私の息子も、昨日(二学期初日)の朝は、こんなかんじでした・・。
完全に脱力…orz
幸い私の子どもたちの場合は、それほど深刻ではありませんが、自殺にまで至ってしまう子どもがいるのも現実です。
「学校なんて、嫌なら行かなくていいんだよ!」
私は、声を大にしてそう言いたいです。
もちろん、学校に喜んで行けるに越したことはありませんから、議員である私や、教育委員会、学校の立場からすると、そのための努力を惜しんではなりません。
しかし一方で、どうしても学校に馴染めない子もいるわけですから、できる限り多様な子どもの居場所を作る努力も、進めなければならないと私は思っています。
フリースクールでもいいし、
図書館でもいいし、
地域の会館でもいいし、
京都の洛風中学のような「不登校の子の中学校」でもいいいと思います。
大人たちに見守ってもらえて、子どもたちが安心と、(できれば)学びを得て、過ごせる場所を。それを多様に。
こちらは、4年前に話題になった、鎌倉市図書館のツイートです。
「場所」だけでなく、それと同時に、子どもたちを包み込む、こんな優しさと寛容さを、大人たちが持ちたいものですね。
登校拒否寸前の我が子を前に、改めてそんなことを思い返した、二学期初日の朝でした。
堺市議会議員ふちがみ猛志