森山ひろゆき候補への一票をお願いします
衆議院議員選挙が始まり、今日で4日目です。
投票日まであと9日です。もう投票先はお決まりでしょうか?
私は4年前の選挙に引き続き、今回も森山ひろゆきさんを応援し、森山さんへの投票を皆様にお願いする次第です。
なぜ私が森山さんへの投票をお願いするかについては、4年前にもブログにまとめましたし、この時の考え(理由)は今も変わっていません。
【過去ブログ】
https://fuchigami.info/森山ひろゆき候補をよろしくお願いします%E3%80%82/
ここでは、
政治をする上で最も根本的な「ルールを守る=立憲主義」、「市民・国民のため=私物化はダメ」という大原則
これを守る人でなければ、ということを書きました。
主にこれは安倍政権下での出来事に対して書いたもので、その後、菅政権、岸田政権へと移行したわけですが、この大原則にかかわる状況は同じです。
前者は依然として回復しておらず、無理筋な解釈改憲は放置されたまま(立憲主義は破壊されたまま)です。そして、岸田総理も公明党も、それを追認している状態です。
後者についても、岸田総理はモリカケ問題の再調査の必要性を訴えていたにも関わらず、総裁選の過程で一転して否定するようになりました。公明党にもこれを何とかしようという姿勢は見られません。
「野党に投票」というよりは、「自公には投票できないな」と思う理由です。ついでに言えば、維新もこの大原則には後ろ向きですから、「維新にも投票できない」と思っています。
前回同様のこれらの理由に加え、私は今回、もう1つ理由を加えたいと思います。
それは「経済政策の転換の必要性」です。
安倍政権、菅政権と続いてきた経済政策、もっと言えば、小泉政権から(民主党政権の一時期を除き)続いてきた経済政策が、もはや限界に達していると私は思っています。
いわゆる新自由主義路線の経済政策です。
新自由主義に関する説明は割愛させてもらいますが・・
この「新自由主義路線の限界と、転換の必要性」を声高に訴えていたのが、他ならぬ岸田総理(になる前の岸田文雄議員)でした。だから、岸田さんには少しは期待もしたんですがね。
ところが、総理になるのに前後して、それを大きく軌道修正してしまいました。
新自由主義路線を信奉する方々に、ずいぶんと配慮なさったのでしょう。
実は、かつてのサラリーマン時代の私も、小泉さんが掲げた新自由主義路線の経済政策や、その象徴と言える「改革なくして成長なし」の掛け声を好意的に受け止めた国民の一人でした。だから、今もそれを支持する人の気持ちを理解できます。
ですが、現実はどうでしょうか。
あれ以来、ほぼ一貫して
実質賃金は下げり続けています。
非正規雇用の割合は増え続けています。
日本の競争力は低迷し続けています。
大企業が内部留保をどんどん蓄え株価は上昇すれど、
働く人たちにもたらされた恩恵がどれだけあったでしょう。
格差拡大や子どもの貧困が社会問題化しています。
痛みを伴う改革に耐え続け、
金持ちが大金持ちになるのを遠目に見ながら、
いつか庶民にもその恩恵が・・・
と待ち続けても、結局それは来ないままだったのです。
「成長なくして分配なし」ではなく、
「分配なくして成長なし」。
特にこのコロナ禍です。
まずは傷ついた人、困っている人、弱い立場に追いやられた人に手を差し伸べ、社会全体の底上げを図らなければ、社会全体の成長はなしえません。
これが20年に及ぶ新自由主義路線による経済の行き詰まりから得た、大きな教訓だと私は思います。
そして、行政の役割を何でも切り下げて民間に任せるのではなく、医療、保健を始め、子育てや介護など、人の命に係わる部分に対して行政の役割を明確化し、『強化する』必要があります。これもまた、コロナ禍の教訓だと思います。
この経済政策の転換は、自公政権では不可能だと思います。
公明党がよく言う「ブレーキ役」という程度に、新自由主義が行き過ぎないようにするくらいのことはできたとしても・・。(これは、とりわけ「多様性」に関する公明党の素晴らしい政策についても同じで、自公政権である以上実現できないと私は思っています)
ですから私は、「新自由主義路線の経済政策の転換」を『本気で』訴える政党、候補者を応援し、大阪16区においては、森山ひろゆきさんを応援することとしました。
なお、蛇足かもしれませんが、維新の会は、自民党以上の行き過ぎた新自由主義路線を目指す政党であり、まったくもって支持できないと私は思っています。
前回のブログでも書きましたが、本件に関してご質問があれば、遠慮なくお問い合わせくださいませ。事務所への電話、メール、私へのLINEでお待ちしております。
また、それでもなかなか判断が難しい方、「ふちがみが言うのだから」と私を信じて投票してくださいましたら、大変嬉しく存じます。どうか信じてください。
堺市議会議員ふちがみ猛志