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臭いものにはフタする維新

本日の百条委員会で、維新・小林よしか議員の証人尋問が、2月12日(金)に決定した。

そもそも、この証人尋問については、2月1日、5日、8日、10日という四日を候補日として、委員会が小林よしか議員に提示していたものの、そのすべてを「補佐人(弁護士)がみつからないから」という理由で拒否。
その模様は、以前ブログに書いた。

そして、その後、小林よしか議員は、2月12日、16日、18日という候補日を提示してきた。

①百条委員会発足が決まって1か月以上。今更何を言うか。
②補佐人をつけるかどうかは委員会が決めることであり、決まってもいないのに、日程拒否の理由にするとは何事か。
③日程は委員会が決めるものであることを、理解できているのか。(彼女が委員会の候補日に合わせるのが筋であり、彼女の候補日に委員会が合わせるものではない)

そんな思いであった。

それでもなお、こんな入口で議論ばかりしていても意味がない。

彼女の都合にこちらが合わせることに、ほとんどの委員が憮然たる思いだったが、ここは開催を優先し、2月12日に合わせることとした。
前回の委員会では、我々が提示した最終日である「2月10日までに開催」ということを決めていたが、それに拘り、彼女に拒否されても、目的外のことで時間を浪費するだけである。出頭拒否には、刑事告発という手があるが、我々の目的は、真相究明であり、入口の議論や、そこで彼女を糾弾することではないのだ。

個人的な用事は言うまでもなく、私も含め、何人もの委員が視察などの予定をキャンセルし、また公務を調整せざるを得ない委員までいた。
ここまで来ては、一人ひとりの都合は、押し殺さざるを得なかった。

唯一、小林議員だけが、問題を起こした彼女だけが、自分の都合を通すという、本当に腹立たしい事態だった。

そんな委員間協議(非公式)を経て臨んだ、委員会(公式)。

ここでも驚くべき事態が起きた。

「では、2月12日で証人尋問を開催するということで評決を・・・」と、委員長が評決に入ろうとしたところ、

維新の会の池田委員が、

「開催して意味があるのか」
「百条委員会には予算がかかっていて無駄なことはできない」
「小林議員は市長に刑事告訴されたから、控えた方が」

という趣旨の意見をしつこく述べ、

とうとう評決で、同じく維新の三宅議員、井関議員とともに、「2月12日開催」に反対したのだ。

言いたいことは山ほどある。

百条委員会の予算は、今年度百万円。
それに対し、小林議員は、政務活動費をいくら不正使用したのだ?
一千万円以上である。
そして、すでにこの疑惑のおかげで、どれほどの労力が消費されていることか。
それを棚に上げて、「開催するのは予算の無駄」とは!

また、刑事告訴を理由にするが、小林議員が2月12日という候補日を提示したのは、市長の刑事告訴後のことである。
本人が「この日なら行きます」と言っているのだ。
刑事告訴されている当の本人がOKしているのに、何を言っているのだろうか。

本日の委員会に至るまでも、「小林議員を証人喚問すること」「そこで質問する主な事項」の議論では、反論しなかったのに、いざ開催となると、開催に反対することも、一貫性がなさすぎる。

だいたい、百条委員会が始まった時、池田議員は「設置された以上は、真相究明に協力する」と言ったのに、それは何だったのだろうか。
本人が「行く」と言っているのに!!!!!!

本人にしゃべられてはまずいことでもあるのか??

維新の「身を切る改革」とは何なのか????

もはや、彼らの姿勢は「身内を守る」であり、「臭いものにはフタ」をしているだけである。

百条委員会の目的は、小林よしか・黒瀬大議員の疑惑の真相究明と、再発防止である。

まずは同じ会派、維新の議員の不祥事であることをよく理解して頂きたい。
そして、この委員会の目的に、協力できないようであれば、ぜひ委員の席を返上して頂きたい。

心からそう思う。

本当に腹立たしい一日だった。

 

 

 

 

 

堺市議会議員  ふちがみ猛志

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