議員としての矜持はあるのか
議員が所属政党や会派を変えることがある。
それ自体を否定するつもりは、まったくない。
そりゃあ、集団を作っている以上、いろいろあるでしょうよ。
自身の主義主張や政策、とりわけ公約を実現するために、それが必要であれば、すればいいと思う。
でも、離党や、会派離脱の前後で、言動が一転するようなことは、とてもいただけるものではない。
特に、議会での採決には、私たちは非常に重い責任がある。
あまり見たくない光景だった。
堺市のある一大事業。
これまで、その事業への賛否を示す場は幾度となくあった。
それに賛成し続けてきた議員が、会派の離脱を経て、突如、反対に転じた。
これまでの「賛成」が偽りだったのか、
今回の「反対」に別の思惑があるのか。
あるいは、自分の考えがそもそもないのか。
いずれにせよ、
議員としての矜持はあるのか。
ないんだろうな。
間違いなく。
堺市議会議員 ふちがみ猛志