子育てを考える週末 ~保育士の処遇
子育てのことを、議員として、あれこれ考える週末。
第一弾。
昨日土曜日は、民間保育園連盟(堺市内の保育園の園長さんたちで作る団体)と、堺市議会議員との意見交換会。
やはり議論の中心になったのは、「保育士不足」と、その主要因であり「保育士の処遇」の問題。
全産業の平均に比べ、保育士の給与はうんと低い。
一方で仕事はどうかというと、まさに子どもの命を預かる仕事でもある。
非常に責任の重い仕事。
また、子ども相手だから体力もいる。
さらに、最近では保護者の要求も高くなり、精神力のいる仕事でもある。
一般企業とは違い、営利企業ではない保育所。
稼ぐといっても、現時点では、保育料も行政が定め、子どもがどこの保育所に入るかも、行政が調整し、決定している。
だから、経営者、あるいは労働者の自助努力で、その待遇を改善するにも、できることは非常に限られている。
やはりこれは、行政がその改善に努めるしかない。
保育士は足りていない。
保育環境も不十分。
少子化対策は待ったなし。
本来は国が大胆な底上げを図るべきだんなんだけど、待っていても仕方ない。
堺市は堺市でやれることをしっかりやろう。
単純な底上げはもちろん、例えば試用期間中の補助とか、保育園と保育士の出会いをもっと作れるような、そんな施策ができないものだろうか。
おそらく、堺市議会議員で、現在保育所に毎日通っているのは、ごくごく一部だろう。(毎日、というのは私だけかも)
毎日見てたら、「この給料じゃ、、、、」と誰でも思うはず。
政治家が保育の現場を知ること。
まずはそこから始めないとね。
今回は、現場を見たわけではないけど、その切実な声を聞く、非常にいい機会だった!
堺市議会議員 ふちがみ猛志