ゴミ拾いと日本人
W杯の快進撃が続く中、日本人のマナーについても報道されています。
サポーターがスタジアムでゴミ拾いをして帰る、というものです。
※画像は朝日新聞デジタルより
「日本人にとっては当たり前!」かのように報道され、(実際にどの程度かは知りませんが)海外メディアでもそれが絶賛されている、との『国内メディアの』報道があります。
日本人にとって悪い気はしないそんな報道ですが、、、
私はどうしても複雑な気持ちになります。
日本人って本当にそんなにマナーがいいの?と。
今朝、私は有志の方々のお誘いもあって、ゴミ拾いに行ってきました。
ほら、私も立派でしょ?と言いたいわけではありません。
(私はちょこちょこお誘い頂くのですが、半分仕事で行っているような面もありますから、純粋なボランティア精神とは言い切れませんしね(^_^;))
時々、こうしてゴミ拾いに参加してつくづく思うのが、
何てゴミを捨てる人が多いんだ!!!!!
ということです。
タバコのポイ捨ての多いこと、多いこと。
ゴミ拾いをすると、その点数(ボリュームではなく)で言えば、8~9割はタバコですね。ポイ捨てする喫煙者の皆さん、ポケット灰皿くらい持ちましょうよ。
こんなのもありました。
観濠クルーズの発着所にもなっている川の駅で、宴会でもしたんでしょうかね。ワインボトルをはじめ、飲食の容器が散乱していました。
どんな気持ちで、これを放置して帰ったんでしょうか。
こんなのもありました。
ポイ捨てならぬ、ポイ刺し???
そして、これ。
一見すると、綺麗に刈られた生け垣なんですが、その中を除くと、、、
もはや、「捨てる」というより「隠す」です。
ハッキリ言って、これならば堂々と捨てられていた方がマシです。隠されていては、拾う方もなかなか気づきませんし、長期間放置されたせいか、捨てられた飲食物の腐敗が進んでいました。むちゃくちゃ気持ち悪かったです。
以前、フェニックス通りの清掃活動に参加させてもらったことが2回あるのですが、その中央分離帯を見て、「草が伸びると捨てる人が増える」というのを如実に感じました。「隠せる」と思うのでしょう。
おしっこ入りのペットボトルが何本もありました。これも気持ち悪かったです。
私は、ゴミ拾いを定期的に取り組まれている方をたくさん知っていますし、そんな方々に心から敬意を抱いています(堺東のYさんたちや、フェニックス通りのSさんたちや…)。今日、呼びかけてくださった方も、大変立派な方です。
たしかに、このようなボランティアでゴミ拾いに取り組む方々は、他国に比べると多いようにも思います(知らんけど・笑。データを持ってるわけでもないですしね。あくまで「思う」です)。
とは言え、程度はともかく、前述のようなポイ捨て、ポイ隠しをするような人たちが大勢いるのも紛れもない事実です。
昨今の「日本人はマナーがいい!」なんて報道を見て、そんな人たちも一緒になって悦に浸っているのかと思うと、複雑な気分になるわけです。
一部に積極的にゴミ拾いをする人がいるまち、いる国よりも、
誰1人としてゴミを捨てないまち、国の方が、
私は「マナーのいいまち、いい国」だと思います。
まあ、そんなまちも国も、どこにもないのかもしれませんが、、、そんなまち、国を目指したいものです。
もちろん、ゴミ拾いをする人が増えれば、捨てづらい雰囲気ができて捨てる人が減るという効果もあるはずですから、私は個人的にもできる範囲で取り組みますし、
議員としては、捨てにくい環境づくり(草刈り等)や、そもそもの環境教育等々、積極的に取り組んでいきます。
堺市議会議員ふちがみ猛志