「捨てた方が早いから捨てる」でいいのか?
先日、大浜公園に行ってきました。
別件の打合せが目的だったのですが、公園に来て改めて実感したのが、台風21号の被害でした。
ご覧の通り、公園中のたくさんの木が倒れ、何か所かに集められています。
中には、直径が1m近くありそうなものもあり、台風の凄まじさがよくわかります。
さて、これらの木々、すべて処分されます。
もちろん、お金をかけて処分するのです。
「もったいないなぁ」と思うわけです。
また、環境モデル都市でもある堺として、「それでいいの?」とも思うわけです。
木材として再利用できないもんでしょうか。
いや、そんな大層でなくとも、趣味の木工とかで使いたい人がいると思うんです。
「来月中に処分しますから、それまでなら、欲しい人に差し上げます!」って、アナウンスするだけでもいいと思うんです。
手間なら、環境局のゆるキャラであるムーやんがツイートして、市長や広報がリツイートするくらいでもいいでしょう。
台風の後始末で多忙を極める公園事務所に、それのために何か手間ヒマをかけさせようとは思いません。
せめて、それくらいの発信で、少しでも活用する努力・姿勢を見せられないものでしょうか。
こんなことをしても、全体の倒木(ゴミ)の1%も減量できないと思います。
でも「何もしようともせずに、あっさり全部捨ててしまう」のが、環境モデル都市としての姿勢だとは思えないんです。
また、小学校の授業なんかで見学に来たらいいと思います。
こんな大きな木が倒れたことを目の当たりにしたら、子どもたちは台風の凄まじさを認識するはずですし、その一部を持ち帰って図工の時間にでも使ったら、防災教育と環境教育にもなるんじゃないでしょうか。
そんな、ほんの少しの取り組み、姿勢を求めたかったんですが…、組織の縦割りの壁にぶち当たっている感があります。
押しが足りないのかな?
堺市議会議員 ふちがみ猛志