元維新・小林よしか議員が辞職
去る3月30日、1000万円を超える政務活動費を不正支出したとされる、
元維新の小林よしか議員が、とうとう辞職いたしました。
問題が発覚したのが、2015年9月。
議会運営委員会や全議員総会での質疑が、同11月。
百条委員会発足が決まったのが、同12月。
そこでの最初の尋問が、2016年2月。
秘書の黒瀬議員の尋問が、同4月。
知人の印刷業者の所在がつかめず、尋問実施のために百条委員会・議会事務局に多大な労力が発生したのが、
同7月から翌2017年1月。(結局実施できず)
二度目の小林議員・黒瀬議員の尋問が2017年4月。
議員辞職勧告決議が2017年5月。
リコール運動が2017年6月から10月。
秘書の黒瀬議員の辞職が同8月。
それでも居座り続けた小林よしか議員が、今になって、
「市政にこれ以上の混乱を来すのも本意ではない」
と議員辞職しました。
これだけ混乱させといて、よう言うなあ!!!
と思うのは私だけでしょうか。
そして、すでに議会も市民もやるだけのことをやり尽くし、ある意味、「これ以上の混乱を来す」要素は、もはやありません。
それは本人が何よりわかっているはずですが、何なんでしょうかね。このコメントは。
色々と噂は飛び交っていますが、真相はわかりません。
間違いのない事実は、維新の会が彼女をかばい続けてきたこと。
そして、ほぼ間違いがないのが、それが彼女の辞職をここまで遅らせたことです。
維新の会の皆さんには、これまでかばい続けてきたことが、果たして正しかったのか。
市民の目にどう映っていたのか。
よくよく検証してもらいたいものです。
「身を切る改革」を唱える彼らですが、私から言わせれば、
身内の不正にも毅然と対処することこそが、真の「身を切る改革」だと思います。
来年には統一地方選があります。
市民の皆様にも、今回の事件をよくよく踏まえてもらいたいと思います。
なかなか見えづらい政治の世界ですが、「4年間に1度もチラシを見たことがない」なんて議員には、
いくら支持政党であっても、「この人、ちゃんと活動してんの?」という目で、まずは疑ってみてください。
そんな中、私にできること。
実現した政務活動費のインターネット公開に留まらず、
これからも政治の見える化に資する制度・仕組みを提言していきたいと思います(詳細は別途ブログにします)。
また、これまで以上に、徹底的に議会活動を発信していきたいと思います。
他の議員・政党支持者の方や、私のことを嫌っている方にまで届くように。
そして、「渕上のチラシはよく見かけるけど、〇〇議員はちゃんと作っているの?」などと、市民が心配になって、
自分が支持している(かつ、活動の見えない)議員に声をかけるくらいになれば…、私としては本望です。
本当に、あまりに遅きに失した辞職でありました。
せめて市長選前に辞職してくれていれば、同日に補欠選挙が行われ、議会に欠員が出ずに済んだのです。
市民の声を行政に届ける貴重な1議席に、穴が開くことがなかったのです。
そのことが残念でなりませんが、居座り続けたことに比べれば、はるかにマシになったわけで、それを前向きに捉えたいと思います。
言いたいことは山ほどありますが、この辺で。
堺市議会議員 ふちがみ猛志