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残念な最終日② ~百条委員会~

続きまして、最終日で「残念」だったこと。

それはやはり、百条委員会の設置。

「残念」というと、誤解を招くかもしれませんが、やはり残念です。

こんな事態にまで陥ったことが。

疑惑の二人は、やはり疑惑だらけ。
だから、百条委員会で真相解明すべきだ!

という意見は、その通り。私もそう思います。

しかし、議会とは本来、市民の福祉向上に努めるのが使命。
本当は、そこに全力投球したいわけです。
私自身、そのためにこの7か月間、頑張ってきたつもりだし、自分なりに「前に進んだ!」と思えることがいくつもあります。

百条委員会の運営には、膨大な労力が必要です。
前向きなことへの労力を減らして、それを「疑惑の追及」などという、後ろ向きなことに使わなければならないのは、本当に残念です。
しかし、やらねばならんのです。
この疑惑を抱え、放置したままでは、議会は前に進めないし、市民の信頼は永久に回復しません。
議会の自助努力、自浄作用によって、解明せねばならんのです。
近い将来、前向きなことに全力投球するための、避けては通れない後ろ向きな仕事なのです。

当の疑惑の二人が、自ら説明責任を果たし、その所属会派である大阪維新の会が、もっとそれを後押ししていれば、こんなことにはならなかったのに。
議員と職員の多大な労力を、これほどまでに使うことはなかったのに。

と思えてなりません。

大阪維新の会は、百条委員会の設置に反対しました。
しかし彼らは、先日の問責決議に賛成しています。
その問責決議では、疑惑は払拭されていないということが記されています。
彼らはそれに賛成しながら(疑惑の存在を認めながら)、どうするつもりだったのでしょうか。
彼らがよく使う「対案」、つまり、百条委員会に代わる「対案」はあったのでしょうか(当然、ない。提案していない。ただ、反対。)。
それとも、「臭いものには蓋をしておこう」と思ったのでしょうか。

不可解な反対でありました。

なお、私は13名の百条委員会の委員の一人となりました。
今後、膨大な労力を使って、委員会にて真相解明に当たることになります。
しっかりと頑張ります。

ちなみに、維新の会は百条委員会に反対する際、「新たに解明できる事実に乏しい」という旨の意見を述べました。
「やっても解明できない」としながら、百条委員会の委員にしっかりメンバーを送り出してきましたのです。(議会構成におおむね比例して、会派ごとに人を出せる)
もし、「解明できない」と思っているなら、選出を辞退し、他会派に委員の席を譲ってもらいたかったものです。

それとも、百条委員会の足を引っ張るために、参加してくるのでしょうか。

そうではないと信じたいし、今こそ、議長会派として、連続して政務活動費の不祥事議員を輩出した会派として、その責任を果たしてくれることを願います。

 

 

 

 

 

堺市議会議員  ふちがみ猛志

意見・提案