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堺をPRする気あんのかっ!

昨日、ある出版社の住宅情報誌の取材を受けました。

住宅情報誌で堺の特集をするらしく、「堺の子育て環境や、魅力」について、情報を集めていると。
もともとこの取材は、私が活動しているパパサークルのメンバー(代表者)に依頼があったもので、私はそのメンバーに「市政に詳しい人間として、一緒に受けて」と頼まれたのでした。
取材そのものは、私から、堺の「子ども医療費助成制度」や、「多子家庭支援」「こども園への移行状況」「待機児童の状況」などを説明し、堺の子育て支援が充実していることを、それなりに伝えられたと思います(発刊が楽しみです!)。
さて、気になるのは取材の経緯。
そもそも、なぜ個人に依頼してきたのか?
こんなこと、市役所に頼めばいいのに。
と思ったのですが、、、、
経緯はこうでした。
①出版社のライターは、堺市の情報を得るべく、堺市のホームページをチェック。
②その中のくらしの情報のページから、連絡先として書かれていた部署✖︎✖︎課に電話。
③✖︎✖︎課に取材の意思と主旨を伝えると「それなら○○課ですね」と紹介される。
④○○課に電話すると、「それなら△△課ですね」とたらい回しされる。
⑤△△課に電話すると、「それなら□□(堺市が発行する、無料情報誌)を読んでください」と言われ、取材に至らず。
⑥しぶしぶ□□を読むと、ある子育てイベントの記事があり、そこに主催者として、冒頭の私の知人が載っていた!そして、プロフィール欄に載っていた所属団体を調べて、電話をした!そこで、私の知人に繋いでもらった!
ということだそうです。
おいっ!!!!
△△課!!
堺をPRする気あんのかっっっ!!!
と私は言いたい。
(現に、責任者にはこの件を指摘したので、部署名は控えます)
出版社が、堺市の魅力を発信してくれるなんて、どれだけ素晴らしいチャンスなのか、わかっているのでしょうか?
まして、住宅情報誌なんて、人口誘導に直結するし、子育て環境は、堺が自慢したいものの、最たるもの。
こちらがお金を出してでもお願いしたいような話です。それが向こうからやって来たのです。
「ぜひ、お会いしましょう!何でも協力します!情報出します!」
と、市職員ならガッついて当然のシチュエーションです。(議員である私はガッつきましたよ、この話に)。
百歩譲って、□□を紹介したとしても、何日か後に連絡して、「どうでしたか?堺の魅力が伝わりましたか?」と確認してしかるべき。
それが営業というものです。
なぜこんな対応になってしまったんでしょうね。
冴えない記事でもされたら、どうしてたんでしょうね。
営業的嗅覚が全くないのか。
そもそも、PRする気がないのか。
イレギュラーな仕事に対する拒否感か。
これを「お役所仕事」と言うのでしょうね。
いずれにしても、市職員は全員!全員ですよ、全員!
総務であろうが、窓口であろうが、水道局であろうが、生活保護担当であろうが、全員!
「全員が、自分の会社・堺市の、営業マンであり、広告塔である!」
そんな意識を持ってもらいたいものですね!
いやぁ、普通の会社じゃ、ありえませんわ。
また、今回の件を受けて、改めて、
1.出版社や不動産会社への、堺の子育て支援情報の積極発信
2.たらい回しを起こさないコンシェルジュ機能の充実(役所でも、ホームページでも)
を、しっかり強化せねばならんと思いました。
(1は以前、議会でも取り上げました)
念のため、付け加えておきますと、このような姿勢の職員ばかりというわけでは、決してありません。
現に、私が取材を受けるに先立ち、子ども青少年局のある職員に情報の整理を依頼したら、素早く対応し、かつ翌日には「どうでしたか?あとのフォローはこちらでしましょうか?よければ繋いでもらっても。」と、私のところに来ました。営業魂のある職員もたくさんいるのです。こんな職員が増えれば、堺も変わるはずです。

堺市議会議員  ふちがみ猛志

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