維新プレスにモノ申す
先日、二度にわたり、維新の会の機関誌「維新プレス」が新聞折り込みで配布されました。
正直、中身を見て愕然とし、私はこれについてTwitterで批判しました。
批判ばかりもどうかと思いましたが、同じ政治の世界にいる人間として、そして堺市長秘書として現市政に多少なりともかかわった人間として許せないものが多く、連投しました。
Twitterをされていない方もいるので、ここに纏めておきます。
■8月24日配信Tweet
維新プレス堺特集号。他党の批判ばかりしたくないが、あまりにひどい内容。詐欺商法が破綻寸前に、なんとかカモを繋ぎとめるために、詐欺を加速させるのに似ている。
維新プレス堺特集号②。「堺特別区」の標準サービスとされる、塾代一万円補助、小中学校エアコン完備、中学校給食、老人施設待機ゼロ。これらに都構想でなければできないものはないし、都構想ならできるという理由も全く示されていない。
維新プレス特集号③。泉北沿線から梅田へ乗り換えなしで行ける鉄道整備。技術的課題と財源が非常に大きいと知りつつ、それに一切触れない無責任な提言。都構想によって財政再建団体になる大阪府に、できるもんならやって頂きたい。
維新プレス特集号④。大阪の水道との一体運営により、水道料金値下げへ。この課題を放り投げたのは橋下市長。しかも、彼はいま民営化を提唱している。言ってて恥ずかしくないのだろうか。
■9月1日配信Tweet
維新プレス号外。「堺の市政改革が止まっている‼︎」と主張するも、ブーメラン的な突っ込みどころが満載。他人の文句ばかり言いたくないのだが、少しツイートさせて頂く。
維新プレス号外②。「市長の市役所私物化をふせぐ」、「広報さかいを使って、自らの主張を言いっぱなしにするような行いを禁止する」らしい首長政治活動規制条例を廃案にされたと恨み節。まずは大阪市のホームページにある、橋下市長の「私の主張」というページを廃止してから言ってほしい。
維新プレス号外③。「教員が政治活動にかかりっきりで学校の仕事を放棄する。そんな光景を堺からなくす条例」、政治活動規制条例が再議で否決されたことを批判。「そのような立法事実はあるのか?」と議会で問われ、何一つ答えられなかったのに、今更事実であるかのように書くのはどうかと思う。
維新プレス号外④。泉北高速から梅田へ乗り入れが進まないのは、堺市が無策のせいらしい。泉北高速鉄道は堺市営でないんですけど。それに線路幅の違いに言及せぬまま、乗り入れできるとか騒いでいる方が、よほど無策だと思う。
維新プレス号外⑤。維新の強い大阪府の新しいまちづくりとして「泉北高速鉄道と市営地下鉄の中百舌鳥駅のホーム直結で乗り換えが便利に」と。あれ?「乗り換えなし」が頓挫したのは堺市のせいで、「なし」から後退して「便利に」は、大阪府の成果?そもそもホーム直結の目処もついてないのに。
維新プレス号外⑥。予想通り、維新の実績として、「泉北高速鉄道の80円値下げ」の記述。10円だけの値下げでゴリ押ししようとしたくせに、ほんとよく言うよな、と思ってしまう。
維新プレス号外⑦。「北瓦町の再開発、計画を一方的に廃止!」と批判。09年市長選の公約ですよ、あなた方が大好きな民意ですよ。しかも、北瓦町でなく、中瓦町ですよ。
維新プレス号外⑧。堺の市政改革が止まっているとさんざん批判し、「自らの身を切る維新の提案」とか言ってるけど、政務活動費を不正にちょろまかそうとした維新の堺市議の処遇について、まずは説明してほしい。
以上。
いずれにしても、過去の自分たちの行動を顧みず、事実を捻じ曲げて罵る姿勢に憤りを感じます。
今回のブログ(Tweet連投)は批判ばかりになりましたが、基本的にはこれまで同様、ブログや色んな媒体を通じて、自分自身の政策や思いを伝えて参ります。
今回はこれにて。
ふちがみ猛志